SEO対策『マーケティングと考える』

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SEO対策のまとめ

 今回は、マーケティングの目線から、「競合がある程度多い中でのSEO対策」について考えました。
切り口としては、拡散されるサイトです。

 新規参加者が検索結果で、競争の激しい場所で上位を取るのはかなり困難です。
これは当然です。もし、新規参加者が強かったら、検索結果入れ替わりが激しくなりすぎます。検索したとき、毎回検索結果が違うと使いづらいですし、長く運営しているサイトの方が基本的に有力なサイトである確率が高いです。

 今回の対策でのポイントは、そのワードでその辺にある被リンクの数さえ上回れば、上位に勝てるポテンシャルをもっている必要があります。
さらにいうと、どうしても勝てないサイトは、複数のpagerankなどかなり評価の高いサイトから被リンクを受けているサイトです。こういうサイトが上位にある場合は、自分も同じpagerankの強いサイトから被リンクを受けるしかありません。その対策が出来ない場合、そのワードで上位に行くのはほぼ不可能です。
1と2はSEOの基本で、前置きなので、基本は分かっている人は3へ

1、基本的なSEO対策

・titleやmeta要素のkeyword,descriptionに上位にさせたい検索キーワードを記述する。
・h1,h2,h3の理にかなった記述。
・インデックス数を増やす。(googleなどでの検索結果にでてくる下層ページ)
・他のきちんとしたサイトからの被リンク。
・コンテンツをまとめて書く。(リンク一覧の部分、文章の部分など)
・読み込み速度を早くする。
・内部リンクを増やす。
・定期的に更新する。
・サイト内での目的キーワードの割合を増やす。
・ドメインの年齢が高い物を使う。
※4番目の「他のきちんとしたサイトからの被リンク」が一番強いです。
これが一番難しいところで、自分で力のあるサイトをもっている所が当然勝ちます。
例) まとめサイトとかニュースサイトとか。

この4番目の特徴によって、新規参加者はほぼ上位をとれませんし、
その方が検索する側にとってはありがたいです。

2、ある程度競争の激しい場所での対策

これに関しては、下の二つしか方法は無いと思います。
・質の良いサイトを自分で用意する。または、質の良いサイトに自分のリンク載せてもらう。
・拡散されるサイトにする。

1の最低限のSEO対策をすれば、次にすべき対策はこの2つでしょう。

上の方の対策では、デザインやサイトのまとめサイトに申請する。記事を書いている人に載せてください申請をする。などなどあると思います。

今回は、下の方の「拡散されるサイトにする」について詳しく書いていきます。

3、拡散されるサイトにする

まずは、拡散される仕組みを考えます。
最近僕の気に入っているイノベーター理論と合わせて考えます。
イノベーター理論とは、流行になるまでの過程で、それを導入する/使用する人間のタイプを5つの層に分類した理論です。

1、新しい物好きの層で、他の人に伝える場合もある層。
2、新しくて使いやすいそれを、他の人に伝えたい層。
3、伝えたい層によってそれを知り、中身も面白かったら使う層。
4、ある程度浸透してきたのを確認してから、初めて使い始めようとする層。
5、流行が収まってから使い始めようとする層。

まずは、1と2の層に気に入られなくてはなりません。
3以降の層にも中身が良ければ受け入れられますので、そこから広まって行くはずです。

 目指すべきは、他の人に教えたくなるサイトです。
まずは、その検索ワードの上位のサイトを見てどういう層が利用しているのか確かめましょう。
それと「完全に同じサイト」にするという事は、二番煎じですので、そのサイトより圧倒的に強いなにかを持っている必要があります。「完全に同じサイト」にして上位に行けるならSEO的に問題はないはずなので、この場合は今回は考えません。
今回の初期参加者の場合は、もはやある程度の競争がある検索ワード上では「上位と同じ事をしたサイト」では勝てません。
上位サイトとは違った味、もしくはより良い味にし、拡散されるサイトとして勝負すべきです。
違った味とは、「使い易いデザイン・コンテンツの量と質・利用者の数・ある利用者の好みのデザイン・読み込みの早さ」などのどれかが上回る事です。
だいたいどれかで弱い部分があったりします。特にデザインやコンテンツは、複数の可能性の中から取捨した物になるため、あるユーザ専用にと考えれば上回りやすい所です。

ただ単純に違った味では、不要な味である可能性もありますので、利用者の不満を感じている部分を改善する味にすべきでしょう。

●つまり、まとめてしまえば、
上位のサイトより、目新しさがあり・中身も良く・ついつい使ってしまうサイトを作り、さまざまな方法で広めます!(そこから被リンクが増え上位に入る作戦)

逆に、これ以外の方法で競合の多いワード上で勝つ事は、2で述べた『質の良いサイトを自分で用意する。または、質の良いサイトに自分のリンク載せてもらう。』しかありません。
この2つしか無いと知るところが、最大のポイントなのではないかと思います。

 上位が完璧で利用者全てが満足しているなんて場合や、それを越える物を作れない場合、そのワードでそのサイトを越える事はほぼ不可能です。すでにいいサイトで満足しているため、拡散されません。
たとえば、1位でなく3位で良いという場合でも、1位に完全に満足するサイトがあればそれ以降はチラ見ぐらいしかしません。
1位が完璧な場合は、1位と同等までいけないならそのワードはあきらめるべきでしょう。

4、質の良いサイトから被リンクを得る

これは、一番の近道は自分で作ることだと思います。
たとえば、ゲームの攻略サイトならば、「様々なゲームの情報サイトを自分で作る」・「攻略サイトまとめサイトを自分で作る」・「まとめ速報サイトを自分で作る」など方法があります。実際に調べてみてください。「攻略サイト」の上位のサイトは、基本的に自分の強いサイトを持っています。

被リンクとして、効果が薄いのは、ツイッターやnaverなどです。※ツイッターは検索結果には出ませんが、ツイッターのユーザからのサイト訪問もあるので、やっておいた方がいいです。また、naverも効果は薄いものの検索結果にはでますし、一応やっておくべきです。

あとは、質の良いサイトからリンクを得やすいサイト内容にする事や、あまり良くない方法ですが、他の強いサイトに頼んでリンクを載せてもらうなどでしょう。

5、実際を例に簡単に考えてみる。

プログラミングが難しいと感じてる人の為の、
現在被リンクなし状態の入門サイトを運営しているとします。

「プログラミング 難しい」というワードで考えてみます。

現在運営しているサイトは、pagerankなどの強いサイトを持っていません。
「プログラミング 入門」というワードでは、上位サイトが特に被リンクが強く、ここではまだ戦えません。

 基本的なSEO対策をするのはもちろんですが、
サイトの内容を、プログラミングが難しいと思っている人・プログラミングを学びたい人・プログラミングの難しい言語を知って楽しみたい人・プログラミングで詰まっている人向けなどの内容にします。
次に考えるのが、これを自分の満足だけでなく、他の人にも伝えたいと思わせる内容にする事です。

 まず、プログラミングで詰まっている人をターゲットにするなら、それに共感出来る内容のコンテンツを置くべきでしょう。
プログラミングで詰まっている人なら、共感を求めようとする為、他の人にも発信されやすいです。
よくあるプログラミングの詰まり方あるあるネタを、一つのページに載せておけば、拡散する可能性があるでしょう。また、それが多くの人の目につけばブログなどでも紹介され被リンクを得られます。

プログラミングを学びたいと思っている人をターゲットにするなら、分かりやすい入門ページはもちろんですが、同時に他の人に教えたくなる書き方にすべきです。デザインをかっこ良くするなどもあります。または、そのページに就活向けのプログラミング講座リンクを貼る・大学性向けの講座リンクを貼るなど、そこから拡散される内容も載せるなどもあると思います。

デザインで勝負する手もあります。
トレンドのデザインを採用し、ユーザの自分はかっこ良いサイトを使っているんだという独自性を刺激します。
独自性を大事にしている層は、内容を発信してくれやすいです。

まずは、拡散されやすく、少なくとも一定層にとってサイト内容が興味をそそられるものを作るべきです。
そこから積極的に被リンクを得られる環境を作りましょう。

地道ですが、上質な被リンクを持っている場合も同様ですし、持っていない場合は特にその方法しかないと考えます。

以上「競合がある程度多い中でのSEO対策」

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